私たち「eまち伊万里プロジェクト」は、正式名称を「伊万里を感じる街並みづくり実行委員会」と言います。
平成20年6月に結成された民間の団体で、伊万里の街の活性化、さらには伊万里市の活性化を目的としています。

皆様ご存知の通り、伊万里市の中心市街地は以前の輝きを失いつつあります。
かつて、たくさんの人が歩き、買い物を楽しんだ商店街は、今ではシャッター通りと化しています。
このまま何の対策もなく歳月だけ過ぎれば、おそらく伊万里の街は再起不能となるでしょう。

そのようななか、「伊万里の街ば、どがんかせんぎいかん」という共通意識を持った有志が集まり、このプロジェクトが結成されました。
立ち上げメンバーは、商店街関係者だけではなく、博美会（伊万里に博物館・美術館づくりをすすめる会）や伊万里市郷土研究会 といった伊万里の歴史や文化に詳しい団体の方、(社)伊万里青年会議所 や伊万里商工会議所青年部 といった地域活性化に取り組んでいらっしゃる団体の方、そして街づくりに関心がある一般市民の方など、30名でスタートしました。

私たちの目的は、「伊万里の歴史と文化の香る街を創出することで、伊万里の街を活性化し、そして伊万里市全体を元気にする」ことです。
ハード面では、伊万里の歴史を感じさせるような店舗の外観の統一や道路整備を行うとともに、空き店舗を利用した事業の展開や誘致などを検討しています。
具体的には、焼き物を中心としたアクセサリー類、骨董品、インテリア品類の店や、伊万里の食材を使った飲食店など、とにかく伊万里を感じる店が軒を連ねる街作り目指します。
またソフト面では、歴史をキーワードとしたイベントの企画や、様々なまちづくり団体や市民などがイベントや販売を行える場所の提供など、継続したソフト事業を行い、集客につなげて活性化を図りたいと思います。
もちろんこれまでどおり、住民や市民の方が生活するうえで必要な商品やサービスを扱うお店もあり、大型店には出来ない地域密着型の「ふれあい」を大切にしたまちづくりを目指します。
とにかく「行きたくなる街、住みたくなる街」にしたいのです。
そして、「伊万里に帰ろう」「伊万里に住もう」という人が1人でも増えて欲しいと思うのです。

目的を達成するには、様々な得意分野やアイディア、実行力を持った民間の力を結集し、行政と力をあわせていく必要があります。
1年や2年でできる話でもありません。
5年、10年、20年と長期的な活動になります。

当面は、次のスケジュールを念頭において活動を行います。
1年目　2008年は、組織の立ち上げとイベント事業を行います。
2年目　2009年は、組織の拡大と行政との連携を進めるとともに、街づくり計画の策定に着手します。
3年目　2010年は、組織の充実と行政との連携を確固たるものとし、街づくり計画の事業化を進めます。

ただし、その時々の社会情勢、関係者の熱意・理解・協力体制、国・県・市の事業内容、市民の要望等により、計画やスケジュールの見直しを行っていく必要があります。
しかし、最終的な目的は「行きたくなる街、住みたくなる街」の実現と、「伊万里に帰ろう」「伊万里に住もう」と思う人の増加であり、これは唯一変わることはありません。
私たちはただ、この目的達成のために、賛同いただける人たちの力を結集し、実現するために行動するのみです。

2008年9月時点での会の概要は次の通りです。

名称：	伊万里を感じる街並みづくり実行委員会（略称：eまちプロジェクト）
会長：	竹下　輝　（タケシタ　アキラ）
会員：	30名
設立：	平成20年6月
目的：	伊万里の歴史と文化の香る街を創出することで、伊万里の街を活性化し、そして伊万里市全体を元気にする
事業：	①伊万里の歴史と文化の漂う街並み整備の研究と推進 ②伊万里の歴史と文化をテーマにした各種ソフト事業の企画と展開 ③市街地活性化の為の各種事業への支援
計画：	長期計画　・・・目的を実現する 中期計画　・・・平成19年３月に伊万里市が策定した「伊万里を感じるまちなみ修景整備計画」の実現に向けた官民一体となった取り組みを行う 2008度計画・・・伊万里の街と歴史について理解を深めるとともに、市民の皆様へのＰＲと、他団体との連携等を目的としたソフト事業を実施する ①伊万里歴史と文化のコンシェルジェ検定試験(通称:伊万里検定)の準備事業 ②小学生を対象とした伊万里歴史街歩きの会（通称:伊万里わやく坊歴史探検隊）の実施 ③現代版、伊万里津の絵地図の作成 ④以上を紹介するホームページの立ち上げ
運営サイト：	eまち伊万里プロジェクト公式サイト 伊万里まちなかブログ 伊万里のさるき方